
哲学とは「考えること」
「人間は考える葦である」といったのは
フランス人哲学者であるパスカル。
彼は、人間は考える生き物であり
「考えること」は人間にとって重要なことであると述べている。
また、さらに‥
近代哲学の祖とされるデカルトは
「我思うゆえに、我あり」という言葉を残している。
これは「考えること」をしている”自分”に着眼する
という発想を伝えてもいる。
このように、人間と「考えること」
つまり、思考は切り離せないもの。
「考えること」をしている自分を考察る上で
身体メカニズムまで含めて考察することが重要。
思考する哲学を、武術という身体の理という
深さ通して考察するのが『哲学する武術』
哲学は「この世界の仕組みについて思考する」ということです。
つまり、この世界の仕組みとは、メカニズムやシステムとも言えます。
ゆえに、著名な哲学者が語る思想は、人生で躓いたとき、挫折を味わったとき、苦しいとき、辛いときに生きる希望を与えてくれます。
このように人生に希望を与えてくれる、哲学者の思想なのですが、副作用として虚無感や無意味という絶望も作用します。
なぜそうなるのか‥
それは「思考する」いう言葉を掘り下げることで見えてきます。
「思考する」とは考えることですが、実際に思考するといっても、実は「頭で思考する」ことと「身体で思考する」ことの2つの視点があります。
哲学とは、このうちの「頭で思考する」ということが圧倒的に優位にあります。
それ以外でも、「思考する」といえば「頭で」ということは暗黙の了解となっていると感じます。
ゆえに「身体で思考する」という視点があまりにも語られていることが少なすぎるように思います。
もし語られていたとしても、そこでは「頭で思考する」ことと「身体で思考する」ことが整理されず混同しています。
話を戻しますが哲学とは「頭で思考する」学問と言えます。
しかし、頭だけでどこまで思索しても、現実から離れてしまい妄想や空想といったものが介在しやすくなります。
なぜなら、頭で思考したことを現実にしていくためには、身体を介さなくてはならないからです。
身体を介すためには、身体のメカニズムやシステムにも知悉して使いこなせることがが欠かせません。
頭で思考し、身体で思考することで「考えたことを実現できる」わけです。
だからこそ、頭で考えるだけでなく、身体で考えることが必要。
つまり、別の角度から言えば、哲学を活かすには「身体で思考する」ことが重要だということです。
この「身体で思考する」ということの重要性は見落とされがちです。
『武ノ道』では、頭で思考することを「哲学思考」、身体で思考することを「武術思考」を呼び、両者を一つに統合して「頭にあることを実現へと導く」、つまり地に足を着けた状態で実践へと導くことを目的としています。
武ノ道体験会
「武術思考×哲学思考」
統合する3つの要素
1.
分析するために要点ごとに整理できる
「分解する思考力」
2.
分解分析した結果を実践に還す
「還元する感性力」
3.
物事や事象を構造で捉える
「本質を見抜く力」
3つを統合することで得られる
「地に足の着く生き方」

白 川 紘




・名もなき武術
・会社経営の経験
・哲学や最先端科学
こうした研究と学びの末に辿り着いた
独自の哲学「為さずに成す」
この哲学を身につけ、実社会で活用できる
武術ベースでメソッドを開発
そのメソッド『武ノ道構造理論』を稽古に取り入れ
「武ノ道」の指導者として自ら活動
「武ノ道」創設者
白 川 紘
しらかわ こう
武ノ道哲学「為さずに成す」
武術で教えられた「押さずに押す」「投げずに投げる」ということが、あらゆる物事なす上での根幹にあるような感覚を覚える。
これが後の武ノ道の哲学となる「為さずに成す」につながる。
初めは、武術において「為さずに成す」ができず、つまり「押そうとして押す」「投げようとして投げる」ことしかできなかった。
これは、ビジネスの経営では「人を誘導しようとして誘導する」「売ろうとして売る」といったこと。
ゆえに、この視点を持ち、常に武術で学んだこと、経営で学んだことを分解し、分析し続けた。
そして、それを、それぞれで応用して苦心してきた。
つまり武術で学んだことを経営に活かせないか考え、逆に経営で学んだことを武術に活かせないかを常に考え、実行していた。
この過程で、哲学や宇宙、生命、人類の歴史、最先端の物理学などあらゆる学問を学び答え模索を続けた。
結果として、ある時、武術でも「押さずに押す」、ビジネスの経営でも「売らずに売る」という感覚を掴みその哲学を、さまざまな物事や事象に応用できるようになっていった。
それが「為さずに成す」という哲学が誕生した経緯。
つまり、白川紘の原点は、武術と会社経営、そして様々な学術的知見の3本柱にあると言える。
「武ノ道の武術とは‥
600年ほど前から一子相伝で伝えられた”名もなき武術”
代々受け継がれてきた伝統が「途絶えるくらいなら」と学べせてもらう機会を得た。
そこでは、流派や武器などに囚われず「人間の身体(筋肉・骨・関節・靭帯・臓器・五感・心理)をいかに最適化して使えるか」ということをのみを追求することが求められた。
だから、逆に様々な武術の技や型、武器など学んだが、それは、すべてのものが同じ「身体の最適化」という視点で使いこなせるかを試すための道具でしかなかった。
武ノ道では、さらに一歩進んで「身体の最適化」のみならず「思考の最適化」という哲学的要素も包括して「人間の最適化」を一つの目的に据えている。
そのために武ノ道では、様々ある武術の型や技の中でも、体系的に学びやすい、学ぶ上で効率のいい琉球唐手に伝わるものを抜粋して教えている。
しかし、それはあくまでも「人間の最適化」のためだけに、その型という外枠だけを道具として用いている。
武ノ道体験会スケジュール
■福岡体験会
①2021年9月26日(日)
11:30〜13:30
③2021年10月24日(日)
11:30〜13:30
■東京体験会
②2021年9月30日(木)
19:30〜21:30
④2021年10月24日(日)
15:30〜17:30